被爆2世・3世交流会のご案内

 

 第9回を迎える今回の被爆2世・3世交流会では、西区在住の石津ユキエ氏に証言していただくことになりました。石津ユキエ氏の義兄は中学1年生のときに建物疎開作業に出たままいまだに行方不明です。石津氏は嫁ぎ先の義母から義兄のことを聞き、他の多くの被爆者の話も聞きながら義兄の経験を紙芝居にして小学生や若い人たちに語ってこられました。今回は石津氏の義兄と義母の体験を中心にお話していただく予定です。

 「義兄は原爆当時、県立広島工業学校の1年生でした。中学に入っても勉強はほとんどできず、奉仕作業が続く毎日でした。8月5日に高熱が出て翌日休みたいというのを、義母が『休んだら非国民になる』ということで学校に行かせました。家を出る前に、桃を一つ井戸に投げ込んで、『帰ったら冷えているだろうから2人で一緒に食べよう』と弟にいって、家族に敬礼をして出かけたそうです。その弟が今の私の主人です。主人は今でも桃が食べられないといいます。」(石津ユキエ氏の証言から)

 被爆2世・3世の方以外でも被爆体験継承に関心のある方、小中高校生や大学生など若い方、被爆体験を学びたい方なら誰でも参加を歓迎します。コロナ感染拡大予防の措置をとって下記の通り開催しますので、ぜひ気兼ねなくご参加ください。

 

 日時 8月28日(日)午後2時~4時(1時半受付開始)

 場所 三篠公民館4階 大集会室

    広島市西区打越町10番23号電話(082)237-3077       

  (JR横川駅北口改札口向かいにあるコンビニ・ファミマの角を左折。

  三篠小学校の南側校門を右手に見てすぐ次の交差点の左側角にあります。

  駐車スペースがわずかですので、なるべく公共交通機関をご利用ください。)

 内容 石津ユキエ氏の紙芝居を使った証言と参加者の交流

 

 ※マスク着用、消毒、換気など新型コロナウイルスの感染拡大防止の対策をとって行います。

  感染状況によっては予定が変更となる可能性もあることをあらかじめご了承下さい。

 

 「原爆と峠三吉の詩」原爆展を成功させる広島の会

広島市中区吉島町5-21 東カンマンション515号

 082-258-4753(電話・FAX兼用)

 E-mail : genhiro@mx41.tiki.ne.jp

 HP:https://www.genbakuten-hiroshima.com