広島の会について

 

 「原爆と峠三吉の詩」原爆展を成功させる広島の会は、

2001年末に旧日本銀行広島支店で開催された「原爆と峠三吉の詩」広島原爆展を契機に、

下関原爆展事務局と協力してこの原爆展を成功させるために同年10月に発足した会です。

 再び原爆や戦争が繰り返されることのない平和な社会の実現と、

平和な未来の担い手として子どもたちが成長することを願い、

純粋に被爆体験を若い世代に継承することで、平和の力を大きくすることを目的としています。

 

 この目的を実現するために、

1 「原爆と峠三吉の詩」パネルや「第二次大戦の真実」などのパネルを使った原爆と戦争展を

地域、職場、学校に広げる

2 平和な未来のために被爆体験を若い世代に語り継ぎ、記録に残す

3 峠三吉の詩を鑑賞し、広める

という3つを大きな柱にして活動しています。

 

会は、被爆者だけでなく、多くの一般市民、大学生や若い方々にも参加をよびかけており、

被爆2世や大学生など若い人の参加が年々増えています。

会は結成後、公民館や文化センター、集会所、商業施設、大学など広島市内をはじめ、

廿日市市、呉市、江田島市、東広島市、大竹市、北広島町などで原爆展を続けてきました。

2003年6月には広島市内八丁堀の福屋本店で下関原爆被害者の会との共催で原爆展を開催し、7000人が入場しました。

2007年からは下関原爆被害者の会、原爆展を成功させる長崎の会との共催で、

広島「原爆と戦争展」を開催し、市内・県内はもとより、

全国から多くの若者や親子連れ、現役世代が来場し、

広島の被爆者との熱のこもった交流の輪が広がってきました。

 

旧日銀広島支店で最初に開催された広島原爆展以来2014年まで会の代表を務めてこられた

重力敬三氏(下士官として工兵橋で被爆。当時25歳)に続いて、

これまで高橋匡氏(広島電信局員として袋町富国生命ビルで被爆。当時19歳)、

眞木淳治氏(県立第一中学3年生のときに舟入川口町の関西工作所で被爆)が代表をひきつぎ、

現在は末政サダ子氏(大芝小学校6年生のときに学校近くで被爆)が代表を務めています。

 

被爆者が高齢化し、体験を語れる人が少なくなるなかで、

被爆体験を風化させることなく次世代に継承するために

4年前から始めた被爆体験記の朗読活動に続いて、

昨年から被爆二世・三世の交流会を2ヶ月に1回のペースで開催しています。

   


ホームページ編集・広報スタッフ

市原真優 Ichihara Mayu

社会人。広島県出身。

高校で演劇部に所属していた頃より活動に参加。

2018年より被爆体験継承の朗読を開始。

 

 

和泉芹那 Izumi Serina

社会人。愛媛県出身。

大学の平和サークル時代より、被爆体験継承の朗読メンバー。

 

 

久保雄聖 Kubo Yusei

広島市立中学校教員。広島県出身。

被爆3世。


 

  事務局

 

  〒730-0821 広島市中区吉島町5-21 東カングランドマンション515号 

     電話・FAX:082-258-4753 

     E-mail :genhiro@mx41.tiki.ne.jp

 

   原爆展運動にご支援いただける方は、ご寄付をよろしくお願いいたします。